- 新型コロナウイルス(COVID-19)に有効な空気清浄機を教えて下さい。
こんなお悩みにお答えします。
最近では院内クラスターや家庭内クラスターも目立ち始めているので、より身近にコロナウイルスが迫っている印象です。
「大切な家族にコロナウイルスを移してしまうのではないか」という心配も強くなってきたのではないかと思います。
そのため、新型コロナウイルスによって空気清浄機の購入を考える方もかなり増えてきています。
しかし、購入するならば、「やはり効果のある空気清浄機を購入して頂きたい」と思いましたので、この記事を書かせて頂きました。
今回は、新型コロナウイルスに有効な空気清浄機と選び方を紹介しようと思います。
「新型コロナウイルスは空気感染するのか?」という疑問をお持ちの方はこちらの記事を参考にしてみてください。
コロナウイルスに有効な空気清浄機の機能
コロナウイルスに有効な空気清浄機の機能に対して、こちらの動画の5分30秒あたりで解説してくれています。
動画を見ることが面倒な方は、すぐ下にまとめを書き出しているので、そちらをご覧ください。
動画で説明があるように、ウイルス研究センターが空気清浄機の機能はコロナウイルスに対して有効かどうかを調査した結果をまとめると、次のようになったとのことです。
- プラズマクラスターイオン発生機:効果はみられない
- ナノイー発生器:多少効果あり
- 高性能ヘパフィルター:効果はみられない
- HEPA(へパ)フィルター:大幅に効果あり
2020年7月10日の時点では、各社がコロナウイルスへの効果を検証中とのことです。
シャープは外部の研究機関と共同で、プラズマクラスターに関する試験を開始。パナソニックも独自のイオン技術についての検証を進めている。
引用:https://www.google.co.jp/amp/s/www.sankeibiz.jp/business/amp/200710/bsc2007100500001-a.htm
今のところ、コロナウイルスに最も有効なのはへパ(HEPA)フィルターだということですね。
へパフィルターに関しては、Wikiのページをどうぞ。
HEPAフィルタ (High Efficiency Particulate Air Filter) とは、空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄空気にする目的で使用するエアフィルタの一種である。空気清浄機やクリーンルームのメインフィルタとして用いられる。
JIS Z 8122 によって、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている。
コロナウイルスに有効なヘパフィルターを搭載した空気清浄機どれ?
ウイルス研究センターの調査結果で「コロナウイルスにはへパフィルターが有効」という結論に至りましたね。
しかし、「空気清浄機のフィルターがへパ(HEPA)だったら良いんだね」ということにはなりません。
問題は、フィルターの細かさとウイルスの大きさにあります。
先ほどへパフィルターについて、引用しているところを読んでみて下さい。
JIS Z 8122 によって、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている。
この部分です。
JIS規格に準じたへパフィルターは0.3 µm(マイクロメートル)の粒子を捕集できることに対して、コロナウイルスの大きさは0.1μm(マイクロメートル)と言われています。
つまり、JIS規格に準じたへパフィルターを搭載した空気清浄機でも、コロナウイルスをキャッチできるものとできないもがあるということです。
コロナウイルスキャッチできる空気清浄器を選びたい方はへパフィルターの粗さに注意する必要があります。
コロナウイルスに対応している空気清浄機を選ぶならば「0.1μm以下の粒子を99%以上捕集」と書いているものに限ります。
0.1μm以下の粒子をキャッチできる空気清浄機をネットで探してみましたが、これが本当に見つかりません。
10万円以上する空気清浄機でも、ウイルスが取れないものばかりです。
なぜかというと理由は簡単。
日本のJIS規格でへパフィルター搭載と呼べる空気清浄機は、ウイルスを取ることを想定していないからです。
この規格をクリアすることだけに開発された空気清浄機では、コロナウイルスはとれません。
(日本製の空気清浄機…お疲れ様です。って感じ。)
しかし、0.1μm以下の粒子をキャッチできる空気清浄機を2つだけ見つけることができましたので紹介しようと思います。
(コロナウイルスをキャッチできるという公式発表の結果されているものではありません。ウイルスとフィルターの大きさを比較すると、理論上、対応していると言えるものを紹介します。)
紹介するのは、カドーの「AP-C710S」とアムウェイの「アトモスフィアスカイ」の2つです。
それぞれのスペックを比較してみました。
AP-C710S | アトモスフィア スカイ | |
---|---|---|
適応床面積 | ~107m²(65畳) | 記載なし |
粒子の大きさ/ 粒子除去率 | 0.09μm/99.96% | 0.0024μm/99.99% |
クリーンエアー 供給率(CADR) | 記載なし | 8.5m3/分 |
最大機器風量 | 15m³/分 | 記載なし |
電源 | AC100V(50/60Hz) | ← |
定格消費電力 | 12~180W | 6~50W |
運転音 | 34~59dBA | 25~55dBA |
フィルター寿命 | 1年 | 1~5年 |
空気清浄機の性能としてみるポイントは、
- 除去できる粒子の大きさ
- 粒子除去率
- クリーンエアー供給率(CADR)
の3つです。
除去できる粒子の大きさが小さい程、除去率が大きい程、キャッチできる物質が多くなります。
この性能が低いと、物質はフィルター筒抜け状態になってしまいます。
クリーンエアー供給率(CADR)が高ければ、必然的に適応底面積も高くなります。
最大機器風量の値は、綺麗な空気を送る指標としては期待できません。
この指標は、言い換えると「扇風機」ですね。なので風量が大きくても意味がありません。
見るべきは最大機器風量ではなく、クリーンエアー供給率(CADR)になります。
AP-C710Sのほうは、コロナウイルスをギリギリキャッチできるフィルターの細かさです。
CADR値については、公式ホームページでも記載ありませんが、「CADR最高値」と記載ありますので、そこそこあるのではと思います。
アトモスフィアスカイのほうは、除去できる粒子の大きさと除去率、およびCADRもトップレベルです。
英国アレルギー協会認証マークを取得をしている世界各地の優秀な空気清浄機の中でも、アレルギー誘因物質19項目全てに対応しているのは、アトモスフィア スカイだけ。
世界トップの空気清浄機ですね。
AP-C710S (カドー)
本体価格:約130,000円
アトモスフィア スカイ (アムウェイ)
会員価格: 142,280 円、標準小売価格: 192,080円
アトモスフィアスカイはスマートフォンアプリでお部屋の空気の状況を監視。
外出先でもお部屋の空気の状況を確認でき、電源ON-OFF操作ができる優れものです。
アトモスフィアスカイのページではコロナウイルスに対してこのように記載しています。
【2020年2月18日(火)時点】
アトモスフィア™、アトモスフィア スカイ™、アトモスフィア ドライブ™空気清浄機それ自体は、新型コロナウイルス(COVID-19)、MERS、SARS、H1N1などのウイルスに対する適切な予防手段ではありません。アムウェイの空気清浄機は、フィルターを通過する空気から既知の多くの汚染物質や病原微生物を効果的に除去したり低減できますが、それは本体を通過する空気にのみ効果を及ぼします。
アトモスフィアスカイは、フィルターを通る空気に対しては効果はあるというように記載されているようですね。当然といえば当然です。
ということで、今回はコロナウイルスに対する空気清浄機の効果と、コロナウイルスに有効と思われる空気清浄機と選び方を紹介しましたが、紹介した空気清浄機を選ぶと、コロナ以外のウイルスにも有効です。
代表的なウイルスがインフルエンザウイルスですね。
インフルエンザウイルスの大きさも0.1μmなので、上記の空気清浄機は対応しています。
ちなみに、アトモスフィア スカイの前モデル(アトモスフィア)は皇室でも使われていた、実績のある空気清浄機です。
このように空気清浄機を選ぶと、本物の空気清浄機を選ぶことができるので、本物を選びたい方はぜひ真似してみてくださいね。
僕の場合は、ダニやダニの死骸、その他ハウスダストの対策として空気清浄機を導入していて、大活躍してくれています。
ハウスダストへの対策が目的であればほとんどの空気清浄機は対応していますよ。
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